株式会社日比谷花壇 2025年 年頭所感
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株式会社日比谷花壇(本社:東京都港区、代表取締役社長:宮島浩彰)は、2025年の年頭にあたり、代表取締役社長 宮島浩彰より以下に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご愛顧を賜り、心より御礼申し上げます。
日比谷花壇は「すべての明日に、はなやぎを。」をコーポレートメッセージに掲げ、花とみどりの事業活動を通じて、お客様の日々の暮らしや特別な瞬間に彩りと豊かさをお届けするとともに、社会が直面する課題にも、私たちならではの解決策を模索し提供し続けています。
2024年は試練と希望が交錯した年となりました。能登半島での地震・豪雨や南海トラフ地震臨時情報、各地での台風や異常気象など多くの自然災害に見舞われ、人々の貴重な日常が奪われる甚大な被害が発生しました。弊社では能登半島地震の被害にあった方が一日も早く復興へ向かえるよう、被災地を支援する『絆の花プロジェクト』を始動し、微力ながら継続的に活動を行ってまいりました。
一方で、希望を感じさせる明るいニュースも多くありました。国際的スポーツイベントでは日本代表選手たちが輝かしい成果を上げ、世界に感動を与えました。また、生成AIの技術が飛躍的に発展し、医療や教育、産業の効率化など、私たちの生活をより豊かにする可能性を広げています。毎年ご好評をいただいている日比谷花壇グループで作成するオリジナルカレンダーでは、「世界を旅するカレンダー」をテーマに、生成AIと生花を融合し、新しいフラワーデザインを生み出しました。
2025年は日比谷花壇設立から75周年を迎えます。これまで弊社は、お客様に誠実であること、安全で安心な商品とサービスを提供することを信念として守り続けてきました。この精神はこれからも揺らぐことなく、弊社の基盤としてあり続けます。
同時に、弊社は未来を見据えた進化も欠かしません。データ活用や花卉業界全体の持続可能性にも力を注ぎ、生産者の皆さまとの連携を強化し、環境に配慮した生産技術やDX導入を支援することで、花とみどりを未来に繋ぐ仕組みを築いていきます。
そして、地域創生への取り組みも「はなやぎ」を提供し続けるための重要な使命です。PPP(Public-Private Partnership)の指定管理事業、PFI事業を通じて地域社会が抱える課題を解決し、持続可能なコミュニティを築きます。大都市だけでなく地域にも根ざした事業を展開し、「この地域に日比谷花壇がいてよかった」と思っていただける存在でありたいと考えています。
2025年も、日比谷花壇は一人でも多くのお客様の明日の暮らしを彩り、「はなやぎ」を提供できるよう邁進してまいります。
株式会社日比谷花壇
代表取締役社長 宮島浩彰