連載コラム「季節を彩る花物語」

季節に合わせた花や緑の楽しみ方を紹介する、日比谷花壇の連載コラム「季節を彩る花物語」。
お家の中で花や緑を気軽に楽しむヒントを紹介したり、時には公園や路地裏に咲く花々を紹介してみたり、花や緑にまつわる歴史的な出来事から、海外での花の楽しみ方・贈り方まで、季節を感じ楽しめる花と緑の情報満載でお届けしていきます。
*このコラムは、中日新聞・東京新聞の隔週月曜夕刊で2009年1月から連載しています。

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 第21回  バラ 〜最も人々から愛されている花〜  

全体をバラに見立てた花束。バラ‘イヴピアッツェ’、‘ペルジーク’とダスティーミラー。

全体をバラに見立てた花束。バラ‘イヴピアッツェ’、‘ペルジーク’とダスティーミラー。

高貴な芳香と艶やかに重なり合った花びら、花とは対照的にミステリアスな存在である棘・・・・。

バラは、この世に咲くあらゆる花の中でも格別の存在感を持ち、最も人々から愛されている花の一つです。
バラの美しさを永遠に残すプリザーブドフラワー、ドライフラワー、マージュフラワー、そして豊かな芳香をいつでも楽しめるエッセンシャルオイル、ポプリ、フレグランス等、バラの存在を身近に感じたい女性向けに、さまざまな商品が誕生し、それらの商品は多く女性に愛され、絶大な人気を得ています。

また最新のバラの情報ですと、待望の「青いバラ『アプローズ』」が発売され、今月から限定販売されています。長年の研究開発により誕生した、今までの常識では不可能とされてきた「青いバラ」の生産。花言葉の「夢かなう」に想いを込めて、大切な方へ心を込めて贈りたいものですね。

さて、私は仕事柄これまでたくさんのバラに出会ってきましたが、その中で、今最も惹かれるのは、花姿も芳香も見事でバランスに優れた品種。最近ですと、「Mノスタルジックエレガンス」のような、濃厚なピンク色に華やかな芳香を放つバラが気になります。この品種は日本有数の産地が生み出したオリジナル品種で、色合いや香りが芳醇のため「大人の女性の品格」を持っているかのようです。私もいつかこんな素敵なバラが似合う女性になりたい・・・、と密かに願っています。

私がフラワーコンシェルジュとしてお客様をお迎えしている東京の日比谷公園内のショップが先日リニューアルオープンしました。「青いバラ『アプローズ』」や「Mノスタルジックエレガンス」をはじめ、巨大輪のバラ、丈が1メートル以上もあるバラ、希少性の高いバラ、イングリッシュローズ等、他では見ることのできないバラを数多く揃えています。自分だけのお気に入りのバラを探しに是非いらして下さい。

日比谷公園店WEBサイトはこちらから


 コラムニスト紹介

篠原信子
日比谷花壇  日比谷公園店  フラワーコンシェルジュ
約20年にわたり、日比谷花壇の店舗でフラワーコーディネーターとして活躍。 様々な花や緑の魅力を熟知し、お客様が求める商品を案内するとともに、花に託して贈るお客様の“気持ち”や“ご意向”をくみ取り、最適な提案を行う、花のコンシェルジュ。 花がもたらす喜びや感動をお客様と共有し、花を贈る人、贈られる人に期待以上の満足を得ていただきたいと、「ヒビヤカダン 日比谷公園店」でお客様をお迎えしている。