2008年最初の植樹は、昨年の秋にお世話になったNPO団体『足尾に緑を育てる会』が主催する 『春の植樹デー』へ参加することで始まりました。『春の植樹デー』では首都圏を中心とした 多くのボランティアの手によって、これまでに35,000本以上の植樹を実現しています。 13回目を迎えた今年は、4月26日・27日の二日間に延べ1,550人が集まり合計6,000本の苗木を植えました。
植樹地は山の頂上付近から麓まで、参加者の体力に合わせて場所を選びます。私たちが担当したのは、 830段の仮設階段を登りきった頂上付近。急な勾配での作業は会のスタッフ曰く 「日本で一番厳しい場所での植樹活動」だそうです。苗木の運び上げは参加者一人一人が袋に入れて 山を登る大変な作業です。でも、ここまで運んできた苗木たちが山肌に根を下ろし、 遠くを見つめるような姿に、何十年後かの豊かな山と森を、わずかながら感じることができました。