しっとりとした秋の夜。池のほとりに佇む一匹の“かえる”は、水中に沈む金色の鞠に自身の未来を託します。池の周りは、“かえる”の置かれている現実をグリーンの花々で表現。鞠にたとえたオレンジピールがほのかに照らす池の水面下は波乱万丈の未来を想起させるワインレッドのカラーやコチョウランなどの花々であしらいました。絶妙な光のコントラスト、花や草木の持つ美しいフォルムと色合い。儚くも甘美な“かえる”の心情が、画面全体から匂い立ってくるようです。

【KUNIKAさんコメント】
お花の幻想的な世界感に“かえる”のアイシングクッキーがより馴染むよう、ワンポイントで模様を描き加えました。蓮の葉はアイシングで制作し、キラリと輝く雫はアラザンで表現しています。遠近感がでるように、様々な大きさで制作しました。